管理人:@grothendieck__

首都ソフィア
国家元首フェルディナンド一世
政体立憲君主制
人口1000万人
国歌愛しき祖国
通貨レフ
公用語ブルガリア語

概要

先の大戦においてブルガリアは協商国のセルビアとの対立からドイツ帝国に接近、中央同盟側に立って参戦した。自国の規模とはあまりに不釣り合いなほどの大規模動員を実施した結果、質と量の両面でセルビア・ギリシャの軍を圧倒しバルカン戦線での中央同盟国の勝利に大いに貢献した。講和会議ではマケドニア、トラキア、ピロト、ドブルジャなど多数の領土を獲得し、「大ブルガリア」という名の巨人を誕生させた。更にワラキアやアルバニアを保護国として実質的な支配下に置くなど一見すると華々しい成功を収めたブルガリアだが、併合したマケドニアや旧セルビア領においては反ブルガリア活動がいまだに鎮静化の兆しすら見せておらず、更には先の大戦における大規模動員の反動が軍人恩給という形でブルガリアの経済に暗い影を落としつつあり、この巨人の先行きは全くもって不明瞭そのものである。

政治

政体は立憲君主制の形をとっている。皇帝はある程度の権力への制限がかけられているもののその程度は比較的緩く、議会の持つ力は皇帝の持つそれに劣る。
そのため国内のリベラル派からは「形だけの立憲君主制」と揶揄されることもあるが、これはブルガリア王国自体が他国と比べ成立してまだ時間が浅い上、大戦で得た領土で暮らす国民の参政権などの問題もあり議会のシステムそのものが未だ未成熟であるという事情も抱えている。また国内のトルコ系民族による親オスマン派の政党も存在しており、彼らの処遇については国内で大きく意見が分かれている。

地理

ワラキアとの国境にはドナウ川が流れ、また地中海とエーゲ海それぞれに面しており、特にエーゲ海では海軍の増強も見据え大規模な軍港の整備が進んでいる。国土は全体的に丘陵が多く、その丘陵地帯からは鉄鉱石や石炭などある程度の戦略資源が採掘できる。ソフィア近郊はドイツ帝国の支援の下工業化と都市化が急ピッチで進められているが、それ以外の地域はプロブディフやヴァルナ、コンスタンツァなど一部の地方都市を除きさほど近代化されていない。

国民

国民はブルガリア人が多数派…なのだが、長きにわたってオスマン帝国の支配下にあったためトルコ系民族も多く居住しており、宗教の違いなどから対立が生まれている。さらに大戦で領土を併合したことによりセルビア人・ルーマニア人・ギリシャ人・マケドニア人の国民も多くなっている。元々ブルガリアへの帰属意識が高かったトラキアやドブルジャを除き多くの地域で抵抗活動が激しく、鎮静化に手を焼いている。

軍事

陸軍

第一次世界大戦において勝利のために大規模動員を実施したこともあり陸軍戦力は主力歩兵師団30師団にものぼり、これは同規模の国家と比べ極めて強大である。皇帝は次の大戦も見据えさらなる軍拡には決して否定的ではないが、議会や国民は大規模動員の記憶から軍拡には非常に後ろ向きである。

海軍

大戦前は面している海がボスポラス海峡により閉ざされた黒海のみであったこともあり全く重視されておらず、ブルガリア海軍はほとんどないに等しい。ただしエーゲ海に港を得たこともあり、軍部では海軍創設への道が模索され始めている。

外交

帝国協定加盟国とは概ね良好な外交関係であり、とりわけドイツ帝国とは緊密な関係を維持している。唯一オスマン帝国とは独立以降の険悪な関係やブルガリアによるアドリアノープル(エディルネ)の領有主張、加えてブルガリア国内のトルコ系民族との対立などの要因があり同盟国でありながらも関係は限りなく希薄である。
帝国協定崩壊後は東欧諸国との協調路線に活路を見出し、ワルシャワ条約機構に加盟した。ブルガリア政府は特にソ連との関係強化に注力している。

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