Kaiserreich zwei wiki

神聖ローマ帝国の時代から領邦に分かれ分裂状態にあったドイツを小ドイツ主義に基づき統一した国家である。1871年に初代皇帝たるヴィルヘルム1世の戴冠式が行われ、正式に成立した。複数の王国・公国・侯国・自由都市などから成る連邦制国家であり、皇帝を務めるのは国内最大の王国であるプロイセンの国王である。建国以降急速に発展を遂げ、「パクス・ブリタニカ」と呼ばれたイギリス（大英帝国）の覇権への挑戦を行い、1914年に勃発した第一次世界大戦によって見事それを成し遂げた。この戦争においてドイツはイベリア半島・グレートブリテン島からヴォルガ川に至るまで、広大な地域においてその勢力圏を確立し、更にバルト海沿岸に新たな領土を得た。しかし、続くソビエト干渉戦争において、第一次世界大戦で疲弊したドイツは欧州地域の確保を最優先したボリシェヴィキのソビエト連邦に敗北し旧ロシア領の大部分における支配権を失い、現在に至る。

政体は皇帝が憲法によりその主権を制限される立憲君主制である。また、連邦参議院と呼ばれる議会が置かれる。ドイツは連邦制国家であり、以下の構成国より成る。

王国	プロイセン
	バイエルン
	ヴュルテンベルク
	ザクセン
大公国	バーデン
	メクレンブルク=シュヴェリーン
	ヘッセン
	オルデンブルク
	ザクセン=ヴァイマル=アイゼナハ
	メクレンブルク=シュトレーリッツ
	ルクセンブルク
	ポズナン
公国	ブラウンシュヴァイク
	ザクセン＝マイニンゲン
	アンハルト
	ザクセン＝コーブルク及びゴータ
	ザクセン＝アルテンブルク
	クールラント
	エストラント及びリーフラント
侯国	リッペ
	ヴァルデック
	シュヴァルツブルク＝ルードルシュタット
	シュヴァルツブルク＝ゾンダースハウゼン
	ロイス＝ゲーラ
	シャウムブルク＝リッペ
	ロイス＝グライツ
自由ハンザ都市	ハンブルク
	リューベック
	ブレーメン
帝国直轄州	エルザス・ロートリンゲン

植民地は全て帝国直轄とされ、以下の植民地が存在する。

• ドイツ領北アフリカ
• ドイツ領ガンビア
• ドイツ領シエラレオネ
• ドイツ領ミッテルアフリカ
• ドイツ領ギアナ
• ドイツ領東インド→インドが支配
• ドイツ領ミクロネシア
• ドイツ領ニューギニア
• ドイツ領メラネシア
• ドイツ領ポリネシア

国土の西側をライン川が流れ、この流域はラインラントと呼ばれる。重工業が盛んなことで知られ、特に工業が発達している地域をルール工業地帯と呼ぶ。また、帝国直轄州たるエルザス・ロートリンゲンでは鉄が、その北方に位置するザールラントでは石炭が産出し、これらの資源を活用している。さらに、東方のシレジア地域でも石炭が産出する。国土の南西部、バーデン大公国領の西方にはシュヴァルツヴァルトと呼ばれる森が存在し、ここにはライン川だけでなくヨーロッパ2番目の長さを誇るドナウ川の源流がある。その国土を流れる多数の大河川（ライン川、エルベ川、ドナウ川、オーデル川等）を利用した水運が古くより発達した。

国民は多数をプロテスタント系ドイツ人が占める。カトリック系のドイツ人も主に南部（バイエルン、バーデン）に居住している。また、帝国直轄州エルザス・ロートリンゲンなどのライン川西方（トランスライン）にはフランス系住民が多く居住する。更に一般にオストプロイセンと呼ばれるオーデル川とメーメル川に挟まれた沿海地域やポズナン大公国、シレジア地域にはポーランド系住民が多い。飛地となっているバルト連合公国（クールラント、エストラント及びリーフラント）にはバルト・ドイツ人のほかルーシ人やフィン人も生活している。総人口は1920年の統計で約6,900万人である。

• かつての仮想敵が古くからの陸軍国フランスであったことに関係し、諸外国に比べて非常に多くの常備軍を有する。平時には約80個師団の歩兵師団を常備編制として保持し、これらは全て本国に駐屯する。また、植民地の警備軍として約20個師団を有するが、第一次世界大戦で獲得した多くの植民地を警備するには未だ不十分であり増備の予定がある。

• 技術ツリー

• 海軍は仮想敵をイギリスのロイヤル・ネイビーとしており、バイエルン級戦艦4隻・ヨルク級巡洋戦艦3隻を筆頭に多数の主力艦を配備する世界第2位の海軍を保有する。

• 技術ツリー

欧州において大きな影響力を持っており、旧中央同盟国を中心とする「帝国協定」の盟主である。帝国協定の加盟国のうち西欧に位置する国家（ポルトガル王国を除く）はドイツ衛星国（Deutsches Satellitenland）と呼ばれ、実質的なドイツ傀儡国として機能している。