最終更新: grothendieck57 2020年09月02日(水) 20:26:02履歴
オーストリア=ハンガリー二重帝国(独:Österreichisch-Ungarische Monarchie、洪:Osztrák-Magyar Monarchia)とは、中央ヨーロッパに位置する立憲君主制国家。首都はウィーン。
首都 | ウィーン |
国家元首 | カール1世 |
政体 | 立憲君主制・連邦国家制・議会制民主主義 |
人口 | 5,350万人 |
国歌 | 神よ、皇帝フランツを守り給え |
通貨 | クローネ |
公用語 | ドイツ語(事実上)、マジャル語 |
ヨーロッパの名門ハプスブルク家が皇帝を務める、いわゆるハプスブルク帝国である。元々はオーストリア帝国を本国とし多くの民族をオーストリア皇帝たるハプスブルクが支配するという構図であったが、国内の多数派民族であるマジャル人(ハンガリー人)を筆頭としたドイツ人以外の民族の影響力が拡大し自治権を求めるようになったため、1867年にオーストリアはアウスグライヒ(妥協)を行い国内をオーストリア帝国とハンガリー王国の2国に分割した。これにより国号はオーストリア帝国(Kaisertum Österreich)からオーストリア=ハンガリー二重帝国(Österreichisch-Ungarische Monarchie)に変更され、本帝国はオーストリアとハンガリーの2国よりなる同君連合制国家となった。現在は民族主義の再燃によってこの連邦制度を見直し、オーストリアとハンガリーの他にボヘミア(ベーメン)、ガリツィア・ロドメリア、イリュリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロより成る多民族合衆国制国家とすることも検討されている(オーストリア合衆国構想)。
立法府として皇帝の下に二院制のオーストリア=ハンガリー帝国議会が置かれる。しかし、実質的な立法権を保持する皇帝大権により、帝国議会の権利が著しく侵害されていることが指摘されている。これにより現在国内では憲法を改正しさらに厳格な立憲君主制とすることが検討されている。
国内行政区は大きくオーストリア帝国(帝国議会において代表される諸王国及び諸邦)とハンガリー王国(神聖なるハンガリーのイシュトヴァーン王冠の諸邦)、オーストリア=ハンガリー共同統治領に分けられる。
国内行政区は大きくオーストリア帝国(帝国議会において代表される諸王国及び諸邦)とハンガリー王国(神聖なるハンガリーのイシュトヴァーン王冠の諸邦)、オーストリア=ハンガリー共同統治領に分けられる。
オーストリア帝国 | ボヘミア王国 |
ブコヴィナ公爵領 | |
ケルンテン公爵領 | |
カルニオラ公国 | |
ダルマティア王国 | |
ガリツィア=ロドメリア王国 | |
オーストリア領キュステンラント(オーストリア沿海州) | |
エスターライヒ・ウンター・デア・エンス大公国 | |
モラヴィア辺境伯領 | |
ザルツブルク公爵領 | |
オーバー・ウント・ニーダー・シュレージエン公爵領(シュレジエン) | |
シュタイアーマルク公爵領 | |
チロル伯爵領(諸侯領格) | |
エスターライヒ・オプ・デア・エンス大公国 | |
チロル領フォアアールベルク | |
ハンガリー王国 | ハンガリー王国 |
クロアチア=スラヴォニア王国 | |
ボスニア・ヘルツェゴビナ国 | |
共同統治領 | 北アフリカ |
天津租界 |
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